2020
06/24

【今さら聞けない?】フリーズドライご飯とアルファ米の違いとは

こんにちは、あんしん壱番の李(Lee)です。

さて私は防災用品店で働いていますので、人よりは非常食を食べる機会が多いと思いますが、最近フリーズドライご飯を始めて食べました!
アルファ米はよく食べていましたが、フリーズドライご飯は出来上がりまでの時間、食感などが全然違いました。あまりの違いに少しびっくりしましたので、どうしてこんなにも違いができるのか調べてみました。

アルファ米の一覧はこちら
フリーズドライご飯の一覧はこちら

そもそもフリーズドライって?

フリーズドライ
そもそもフリーズドライとは英語で凍らせるを意味するフリーズ(freeze)と乾燥させるドライ(dry)を組み合わせた言葉です。
要は凍結して乾燥させる方法で、一度凍結させた食品を真空状態において、水分は昇華(乾燥)させます。

水分を昇華(乾燥)させることで微生物の活動を抑えて、食品が腐らないようにするわけですね!

特徴としては「風味や栄養価が失われにくい」「水分がなくなるので軽量になる」「常温で長期保存が可能になる」といった特徴があります。

アルファ米とフリーズドライの違いは?

非常食と言えばアルファ米といわれるくらい有名ですが、フリーズドライ食品とどう違うのでしょうか?
2つの加工工程を知ることで違いが出る理由がわかるようになります。

まずフリーズドライご飯は凍らせた食品を真空状態にして水分を抜きますが、その時にもともと水分があった部分に隙間ができてしまいます。なので乾燥させたお米はスポンジのようにスカスカの状態になります。

スカスカの状態なのでお湯や水を注いでお米に戻そうとするときにすぐに水分を吸収してくれます。永谷園のフリーズドライご飯は水でも5分で元に戻ります。(アルファ米が60分かけて元に戻るのに比べると驚異的な早さです。)
一方でお湯で元に戻してもお米独特の粒感は失われてしまうというデメリットもあります。食感としては水分量が多く、おこわっぽいような感じになります。

一方でアルファ米は熱風を当てて乾燥させます。その製法にすることで水分は徐々に失われ、乾燥後はしわしわの状態になります。
お湯や水を注いで元に戻すときに時間はかかります(お湯で20分、水で60分程度)。しかしお米の粒感が復活するため、普段食べているお米と近い食感になります。

味付けについてはどちらの製法でも同じくらいしっかりついていて美味しくなっていますよ(*‘ω‘ *)
どちらもメリット・デメリットがありますので、自分に合った商品を選ぶようにしましょう!

それではまた(o|o)