あんしん壱番の太田です:)
施設や学校の防犯対策として「さすまた」を設置していると聞くことが多くなりました。
正しい使い方をしなければ、より危険な状況をつくってしまう可能性もあります。
今一度、使い方を従業員のみなさんでご確認いただければと思います!
さすまたは捕まえるためのものではない!
さすまたは不審者を取り押さえるためではなく警察が来るまでの時間稼ぎや、威嚇目的に使うものです。大変危険ですので、決して捕まえようと思ってはいけません。警察は通報から約5分ほどで駆けつけてくれます。施設利用者を避難させ、警察の到着を待つ間を持たせるための道具と考えましょう。
1人ではなく大勢で
たった1人で立ち向かい、さすまたを掴まれたり奪われてしまっては効果がありません。腰回り・足など複数箇所を囲うことで時間稼ぎになりますし、1本を掴まれても他の人がカバーすることができます。設置する場合は、最低でも2~3本またはそれ以上が必要です。
遅れて駆け付けた時
時間差で駆け付けた時には、味方から見える位置へ行きましょう。不審者の後ろに回り込むと味方からも見えなくなってしまうので連携がとりづらくなります。また味方とは隣に並ぶより、少し間隔を空けて目くばせをしながら連携をとって動くと良いでしょう。
相手が倒れ込んだら何人かで足や腕を地面に押さえこんだり、その隙に縄などで巻くと足止めには効果的です。
抑え込む際、うつぶせになった相手の膝裏を狙うと起き上がりが困難になります。
威嚇する
女性職員しかいない時でも、1人で立ち向かうことは危険ですが複数で対応すれば効果はあります。さすまたを縦に振ったり大声を出して威嚇し、ひるんでいないことを示しましょう。
誰でも取れる位置には設置しない
侵入者に設置場所が知られると、逆に利用されることになりかねません。学校や保育園では職員室に、店舗ではカウンターの内側などと置き場所を決めて、従業員同士で共有しましょう。
まとめ
実際に不審者侵入の場面に遭遇した時は、まず冷静になって状況を判断し警察へ通報します。命にかかわることですので、さすまた等で時間稼ぎをしていても危険を感じたり、間に合わない・無理だと判断した場合は速やかに逃げることが一番です。
従業員同士で避難経路と道具の位置や対処の手順を共有しておくことが迅速な対応に繋がります。
催涙スプレーや防犯スプレーを併せて設置することもおすすめです。当店では施設向けとして、据え置きサイズのものも取り扱っていますので気になることはお気軽にお問い合わせください。
この記事画像に使用したさすまたはこちら!→さすまた 叉護杖(さごじょう) レッド
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