○玄関の鍵の調子が良くないから交換しようと思うけど、どうせならハンズフリータイプにしたい。
○遠隔で鍵の施解錠ができるようにしたい。
このような場合に取り付けるものの多くが電子錠・電気錠と呼ばれる鍵です。
名前も似ているし、違いがわからずどれを選べばいいかわからないという方向けに、電子錠・電気錠の違いと選び方をご紹介します。
電子錠・電気錠の違いとは?
電子錠と電気錠はどちらもキーなしで解錠できるなど、機能や見た目では違いがわからないこともありますが、大きく異なるのは電源供給の部分です。
・電子錠は電池やバッテリーなどを装着して電源を取る。
・電気錠は外部から電源供給されている。
電子錠の特徴
電子錠は、電池やバッテリーを装着してそこから電源供給する鍵です。
スマートロックと呼ばれることもあります。
電子錠のポイント
1.電池交換が容易
電池残量がなくなり解錠できなくなったという場合にも、コンビニや家電量販店で購入してすぐに交換することができます。
電池の交換がかんたんに行えることで、閉め出しのリスクも軽減できます。
2.取り付けかんたんなものが多い
両面テープで貼り付けるだけの後付けタイプのものや、ドライバー1本で今使っている鍵から交換することができる電子錠もあります。
3.施工費用が抑えられる
後述しているように、電気錠は電源配線のため専門的な作業や工事が必要になります。
そのため電気錠の設置には機器とは別に施工費用がかかりますが、電子錠の場合はDIYで取り付けすることで業者費用を抑えることができます。
電子錠の種類
スマホで施解錠OK ニンジャロック2
ハンズフリー対応 MIWA DTRSシリーズ
暗証番号やICカードが使える edロックPLUS
電気錠の特徴
電気錠は、名前の通り外部から供給された電気で動く(施解錠できる)錠前のことを指します。
そして錠前(ドアの鍵部分)を電気錠にするだけでは使えないことが特徴です。
電気錠のポイント
1.基本構成がある
電気錠を導入するには、基本構成として<電気錠本体・操作部分・制御部分>の3つの機能が必要になります。
2.施工が必要
電気錠の基本構成3つはほとんどが別々の機器になります。
機器それぞれの設置や、配線接続を行うといった設置工事が必要です。
3.耐用年数は7年
電気錠の製品寿命は、日本ロック工業会という機関で7年と定められています。
保守・点検により基本性能が維持できる期間のことであるため、寿命がきたら安全のために取り換えることが推奨されています。
電気錠の種類
MIWA 電気錠本体
*電気錠の詳しい解説は過去ブログにも掲載しています。
電子錠と電気錠、選ぶならどっち?
2つの違いはおおよそわかったけど、自分の場合は電子錠と電気錠のどちらを取り付けたらいいのかな?迷う人がいると思います。
賃貸に住んでいる場合
電子錠がおすすめです。
賃貸物件では玄関ドアの鍵を、住民が勝手に変えることはできません。
まずは、管理会社や大家さんへ相談する必要があります。
もしくは、「ニンジャロック2」などの室内側に取り付けるスマートロックであれば、玄関ドアの室外側(共有部分)のデザインを変えることなく設置できます。
スマホで施解錠OK ニンジャロック2
遠隔操作で施解錠したい場合
電気錠がおすすめです。
・スタッフルームから会社の出入り口の施解錠を操作したい。
・来客の度に玄関まで鍵を開けに行かなくてもいいようにしたい。
このような目的の場合は、施錠・解錠ボタンやテンキースイッチを組み合わせできる電気錠が良いでしょう。
電子錠と電気錠の違いまとめ
今回は電子錠と電気錠の違いについてご紹介しました。
比較的手軽に取り付けできるタイプの電子錠や、機器を組み合わせて効率的なロックシステムをつくりだせる電気錠など、利用目的によりさまざまな選択肢があります。
より目的に沿った製品を選ぶための参考になれば幸いです。(^-^)
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